作詞家:青柳美奈子、アーティスト:あなりすのあなぐら発信徒然詩


by aoyagi375
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第73回 悲しい時は。

悲しい時は、お花屋さんに行くんだ。
色とりどりの草花を見て、
一生懸命、ただ咲いてる草花を見て、
ひとり、こっそり元気をもらうんだ。

時にはひとつ、ふたつ。
買って帰って、部屋にそっと置いてみる。
そういう時に選ぶ花は
黄色やオレンジ、ピンクとか。
優しい色が多いのは、なぜなんだろう。

部屋の隅っこに黄色の花が咲いてる。
不思議だけど、ただそれだけで
少し元気になったような気になる。
「これ以上、悩まなくたって。もう、いいか」
そんな気になってくる。

ガーデニングでも有名なイギリスの庭には
色鮮やかな草花たちがたくさん咲いているらしい。
そういう草花たちが、たくさん咲いているのは、
イギリスは曇りの日が多いからなんだって。

どんより曇った日でも、晴れた気分になれるように。
だから、イギリスの人々は色鮮やかな草花たちを
たくさん咲かせているのかな。

悲しい時は、お花屋さんに行くんだ。
イギリスと違って、
心の天気はいつだって自分次第。
心が曇ったら、晴れにしなくちゃ。

だから。
悲しい時は、お花屋さんに行くんだ。
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by aoyagi375 | 2003-08-29 11:07 | ★あなりすの2乗(詩)
「あなたがいてくれて嬉しい」とか
「そばにいてくれてありがとう」とか。

すごく簡単な言葉なのに、
面と向かって、言えないのは
なぜなんだろう。
なんとか頑張って口に出来ても、
相手の目も見れず。
うつむいてしまうのは
なぜなんだろう。

ハズカシクテ。
デモ、ツタエタクテ。

伝えきれないありがとうを
たくさんの大好きな気持ちを。
あなたに伝えたくて、伝えたくて。
私は、唄っているのかもしれません。
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by aoyagi375 | 2003-08-19 11:06 | ★あなりすの2乗(詩)
その人は彼女のいる人だった。

誕生日はきっと彼女と、
二人で一緒に過ごすんだろうと思った。
だからそれより前に。
誰よりも前に。
「誕生日、おめでとう」が言いたくて
彼の誕生日、午前0時の少し前に
彼の家の近くの公衆電話から電話をかけた。
「いま、家の近くにいるから。
少しでいいから、5分だけでいいから」

面倒くさそうに家の前まで出てきた彼に、
「誕生日、おめでとう!」
すごく恥ずかしくて、
だからわざと陽気なふりをして
ひとつ、クラッカーを鳴らした。
「バカ、近所迷惑だろ」
困り顔の彼に
「これ、あげる!」
ただ、プレゼントを渡してすぐに帰った。
車をとばした、暗闇の中のひとりの帰り道。
「なんであんな人、好きなんだろう」
頭の中はぐるぐるしてた。
少し。悲しかった。
少し。しょんぼりした。

後日、私がバイトしていたファミレスに
元、バイトで、その後は常連客だった彼が
仲間たちといつものようにやって来た。
「よお」
ただそれだけで相変わらず、彼はそっけなかった。
私も何も言わなかった。
でも、彼の足下には私が選んだ靴があった。

その人は彼女のいる人だった。
恋は実らなかった。
泣いた夜もいっぱいあった。

でも。
あの瞬間のあんなに嬉しかった気持ち。
それは決して忘れることのない、
いまも私の宝物のひとつ。
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by aoyagi375 | 2003-08-15 11:06 | ★あなりすの2乗(詩)