作詞家:青柳美奈子、アーティスト:あなりすのあなぐら発信徒然詩


by aoyagi375
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第24回 臆病者。

私は臆病者だ。
食事をする時でも、大好きなモノは
一番最後にとっておくタイプなのかもしれない。
昔からそうだった。
すごく好きなことや好きな人には
いつも遠回りをしてしまうタイプだ。

バイト先で誰かと知り合って恋に落ちた瞬間。
その瞬間から。臆病者ぶりは発揮される。
彼と一番遠い席を選んで座ったり、
話をする時も妙におとなしくなったり、
彼の視界から必死で逃げようとする。
そしてこっそり見つめてる(笑)。
本当は近くにいたくてしょうがないのに。
一緒に楽しい話が出来たらどんなにいいか!って。
心の奥では切望してるのに、
私の足は勝手に彼と反対方向へ向き、
しかもどんどん遠くへ行ってしまう傾向みたい。

すごく好きだった人がいた。
知り合ってから5年間、ずっと彼に片思いしてた。
バイト先の仲間だったから、しょっちゅう会ってた。
みんなで遊びに行ったことも、話もいっぱいしてた。
ふたりきりで会ったり遊びに行ったりもした。
でも。『好き』と、彼にやっと言えたのは、
知り合って5年目の冬だった。
婚約間近になった彼からの返事は
「もっと早く言ってくれればよかったのに。
あの頃、俺、お前のこと好きだったのに」。

泣いた。すごく泣いた。もう泣きながらの告白だった。
傷つくなら、もっと早く。傷ついておけばよかったって。
泣くんなら、もっと早く。泣いておけばよかったって。

私は臆病者だ。
でも最近は。臆病者だっていいじゃん、と思う。
だってそれが私なんだし。
臆病者には臆病者なりの進み方がきっとある。
臆病者の自分を悔いているより、
そんな自分なりの、かなり遠回りで要領が悪くても。
小さな小さな前進を。日々、出来たらいいなと思ってる。

あ。そう最近は、とりあえず一番好きなモノから
最初に食べることにしてるよ(笑)
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by aoyagi375 | 2002-04-10 10:41 | ★あなりすの2乗(詩)

第23回 鼻歌の幸せ。

ウチは遠い。駅から遠い。

歩いて30〜40分、最寄りの駅からバスで5〜6コ目のバス停。
ちなみにバスの来る間隔は、1時間に平均2〜3本。
5年前に今の家に引っ越したんだけど、
その前の家もそうだった。
ウチはいつも。駅から遠い。

バイトで遅くなった帰り道。
最終バスはすでにとっくになく
(ちなみに夜9時頃で最終だったりする)、
30〜40分かけて歩いて帰るのが常だった。
寒い冬は途中のコンビニでホットコーヒーを買って、
それを抱きしめながら帰った。
雪の降る帰り道。
下りの長い坂道を転ばないように必死で歩く。
でもやっぱり転んだりして、「イテテ」と立ち上がりまた歩く。
寝静まった住宅街の暗い道程を、ずっと一人。
てくてくと歩いていく。

怖いと思ったことはなかった。
私はいつも歌ってたから。
ウォークマンから流れる曲にあわせて。
ウォークマンがない日は、その時に思いついた歌を
小さな声で歌いながら、てくてく歩いて帰った。
おかげで家に着く頃はもうすっかり、
凍えてた体も暖かくなったりしてたっけ。

思い出すと、そういえばなんだか。
いつも歌ってた気がするなあ。
お風呂に入る時も歌ってて、
「外まで聞こえてうるさいからやめろ」と
父に怒られた記憶もあるし(笑)。
夕方、学校から帰る時もバス停から家まで歌って帰った。
辺りを見渡して誰もいないと思って、
時にはちょっと大きな声で歌ってみたりして。
ハッと気がつくと誰かに聴かれてて。
ハズカシくて、急にうつむいて
早足で帰ったこともしょっちゅうだった(笑)。

そういう歌が作れたらいいな。
誰かが鼻歌で歌ってくれる歌。
寂しい夜でも強くなれるような、
ひとりの時でもひとりじゃない気がするような歌。

あ、ちなみに最近、バンド名が変わりました。
『a nursery rhyme(アナースリーライム)』といいます。
気がつくと、いつのまにか知らないうちに、
あなたの胸のポケットに入っているような。
そうな歌を作っていくからねー。
ふふふん♪ こうご期待なのだ! 
というワケで、まだ生まれたばかりの
『a nursery rhyme(アナースリーライム)』
(どうやら巷では? 通称『アナスリ』と
いうことになっているらしい??)。
よろしくどーぞ。
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by aoyagi375 | 2002-04-03 10:40 | ★あなりすの2乗(詩)